伝統(でんとう tradition)とは人間の行動、発言、思考及び慣習に見出される歴史的存在感を総称していう。
歴史的存在感としての伝統の根拠とは
具体的慣習
法秩序
であり、それらの主体は
組織
地域
家族
国家
神
である。
それらいずれが主体であるかによって伝統の内実も違ったものとなる。
組織を主体とするならばそれは自由主義資本経済における伝統であり、それに言及した言論として代表的なのはマックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』である。
地域を主体とするならばそれは領邦国家における伝統であり、こんにちその伝統思想は地方分権主義に受け継がれている。
家族を主体とするならばそれは覇権統治主義における伝統であり、それを実現した統治として代表的なのは大英帝国(Great British Empire)と中華人民共和国(文化大革命)である。
国家を主体とするならばそれは国家主義(Nationalism、ナショナリズム)であり、それが合意となっているものとして代表的なのはフランス共和国である。
神を主体とするならばそれは君主制における伝統であり、それに言及した言論として代表的なのはジョン・ロックの『王権神授説』である。